国宝に指定されている室生寺金堂。
室生寺金堂には、貴重な仏像が多数納められています。
普段は金堂内陣を拝見することができませんが、運良く特別拝観の日に参詣することができました。
室生寺金堂。
歴史を感じさせる重厚感あふれる建物です。
正面側面ともに五間の単層寄棟造り。
杮葺きの屋根が映えます。
金堂の入口に特別拝観の案内が出ていました。
胸躍る瞬間ですね。
室生寺表門へと続く太鼓橋。
室生川にかかる太鼓橋を渡って、いよいよ室生寺へと入って行きます。
室生寺の表門。
表門とはいうものの、この門からは入れません。
室生川に沿って、さらに東へ進みます。
しばらくすると左手に拝観受付が見えて参ります。
室生寺の拝観料は600円です。
山寺ですので、入山料という呼び方になるんですかね。
朱色に映える仁王門から入り、鎧坂へと向かいます。
長谷寺の仁王門にも仁王像が立っていますが、やっぱり迫力が感じられますよね。
鎧坂のアップ写真。
幾つもの石が連なって鎧坂を形成しています。
室生寺金堂。
金堂には石垣の上に張り出した礼堂(らいどう)がありますが、礼堂正面の一部は江戸時代に増築されました。
室生寺金堂は平安時代初期に建立され、後期に大改修されています。
国宝。
やっぱり国宝という言葉の響きはいいですよね。
比類なきステータスを感じます。
室生寺金堂の特別拝観で金堂内陣に入らせて頂いたわけですが、堂内には17体の仏像が安置されていました。
その中の中心的存在が、一木造りのご本尊であらせられる釈迦如来立像です。
釈迦如来立像も国宝に指定されています。
お顔の色が黒く、他の仏像に比べてひと際大きかったのが印象に残ります。
釈迦如来立像の背後にある板壁には、インドの降雨の神とされる帝釈天が描かれた「帝釈天曼荼羅」が垣間見えました。
室生寺金堂の特別拝観で特におすすめなのが、一木造りで彩色された十一面観音菩薩像(国宝)です。
向かって左側に立っておられる観音様。
気品あふれる優しいお姿に触れ、見ているだけで癒される思いがしました。
文殊菩薩像、薬師如来像、地蔵菩薩像、十二神将像なども安置されており、室生寺の宝庫であることがひしひしと伝わって参ります。
特別拝観という恩恵にあずかることができました。
この上ないご利益を頂いた気が致します。
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