奈良県宇陀市榛原区にある仏隆寺をご案内致します。
室生寺の南門(正門)として栄えた歴史を持つ仏隆寺。
大和茶発祥の地としても有名です。
本堂の前に建つ「大和茶発祥の地」を表す石碑。
古くから茶樹を栽培していた仏隆寺。
空海が唐から帰朝したときに茶の種子をもたらし、仏隆寺の境内で栽培していました。それが、日本全国へ普及したと伝えられています。
仏隆寺の十三重塔。
本堂の裏にひっそりと建つ十三重塔。
室生寺の再興に尽力した修円の墓と伝えられます。
高さ2・5m、幅80cmの小ぢんまりした石塔です。
仏隆寺の山門。
197段にも及ぶ長い石段を上がって行くと、出迎えてくれる仏隆寺の入口です。
賽銭箱のような木箱の中に100円を奉納して中へ入ります。
本堂。
この本堂の裏側に、冒頭の十三重塔が佇みます。
細い山道を民家の間を縫いながら、やっとの思い出到着した仏隆寺。本当に辺りはひっそりと静まり返っています。
山の中にぽつんと佇む、静寂の中のお寺です。
仏隆寺近くにあった道しるべ。
室生寺方面と高城岳方面への分岐点。
場所は石段の下。
バスや車で到着して、まず目に入るのがこの風情あふれる屋根。
この中に地蔵尊が安置されています。
地蔵尊。
ここから197段の石段が続きます。
仏隆寺の境内まで長く続く石段。
幅が狭く、延々と上まで続く石段・・・
石段を登り始めると、間もなく右側に山桜の巨樹が姿を現します。
樹齢900年の古桜。
天然記念物にも指定されています。
4月中旬に見頃を迎えるそうです。桜の季節に是非訪れてみたいですね。
幹周り7・5m、高さ16mの巨木です。
圧倒されますね。
仏隆寺で忘れてならないのが、この石室。
空海の弟子に当たる、賢恵(けんね)の廟と伝えられる石室です。
三角形の頂点を一点に集めた形をしており、平安時代前期の宝形造りの様式。石室の内部は、古墳に多く見られる羨道と玄室からなります。
玄室の奥には、賢恵の墓と云われる五輪塔が安置されています。
石室の背後に見えた絶壁の岩肌。
人気の少ない山寺によく似合う、神々しいばかりの絶壁の岩肌・・・。
仏隆寺参拝を終えて、その奥深い魅力にとり付かれてしまいました。奈良旅行の際には、是非おすすめしたい名刹です。
◇佛隆寺の駐車場 パーキング情報案内です!
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TEL:0744-42-6003 (22時まで宿泊予約直通)
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