キトラ古墳の動画がアップされていました。
壁画に描かれた玄武、青龍、朱雀、白虎の四神が鮮やかに映し出されています。
※現在は再生不能です。誠に申し訳ございません。
東西南北に描かれた四神。
太古の昔から変わることなく、東の方向からは太陽が昇ります。
色では青が象徴されます。
季節では春、時間では午前6時、人生に例えるなら青春時代。
太陽のエネルギーがみなぎる一日の始まりであり、草木の芽吹く春を表します。
昇り竜という言葉もあるぐらいですから、東の方角には龍がよく似合います。
やがて太陽は真南に位置する正午12時を迎えます。
色では赤が象徴されます。
季節では夏、時間は正午12時、人生に例えるなら働き盛りの壮年期といったところでしょうか。
真っ赤に燃え盛るイメージがあり、羽ばたく朱雀に重なります。
そして太陽は西の方角へ沈んでいきます。
色では白が象徴されます。
季節では秋、時間は午後6時、人生に例えるなら老年期ですね。
学校に通っていた頃、国語の時間に北原白秋のことを学びましたよね。白秋の名前の由来は、正しくここにあったのです。
やがて静かな午前12時を迎えます。
色では黒が象徴されます。
季節では冬、時間は午前12時、人生に例えるなら死から生への端境期といったところでしょうか。
北の方角にある四神は玄武です。
物事に精通した人のことを玄人って言いますよね。
北を象徴する色である漆黒には、玄武が当てられているわけです。
お葬式の際に張られる鯨幕は黒と白のストライプ模様ですよね。
人生の終焉を象徴する色である、黒と白が使われています。
こうして見てくると、四神には意味深いものを感じざるを得ません。
実に深い・・・。
大自然と神様、時間軸をも飛び越えた、遥かな真実を垣間見るような気が致します。
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