旅館にお泊り頂いたお客様に、奈良特産の丸茄子田楽をお出し致しました。
丸茄子の最盛期は6月。
ナスのへたの部分には鋭いトゲがあります。よく注意して料理しないと、指に傷が・・・(笑)
黒に近い鮮やかな紺色をしています。肉質はしっかりしていて、その淡白な味は正に絶品です。

丸茄子田楽の作り方をご案内致します。
まずはナスの底を少し切って安定させます。
上下を3対7ぐらいに切り分けて、ふたと射込み用の入れ物にします。
くり抜き器で中身をくり抜き、さっと水で洗い、水気をふき取ります。

肉味噌を作ります。
鶏のひき肉を酒で炒って、赤玉味噌と合わせます。
赤玉味噌の材料は、赤だし用味噌と白味噌を3対1ぐらい。
酒、砂糖、みりん、卵黄を投入して湯煎で練ります。
冷めてから裏ごしすると、よりなめらかな赤玉味噌に仕上がります。
くり抜いた丸茄子の中身に葛粉をまぶし、160度ぐらいの油で揚げます。
鍋に赤玉味噌を入れ、湯煎で温めながら酒で炒ったひき肉と、丸茄子の中身を加えます。
揚げた茄子の入れ物に盛って、最後にバーナーで焼き色を付けます。

大和の伝統野菜である丸茄子。
丸茄子の歴史は古く、戦前から奈良県内で栽培されていたようです。
種は賀茂茄子で有名な京都から購入しています。
品種改良を重ねていく内に、現在の色艶の良い丸茄子が出来上がりました。
マドンナも食生活に採り入れているというマクロビオティックには、身土不二(しんどふじ)という考え方があります。
身土不二・・・
身体と土地は別々のものではなく、お互いに密接につながり合っているということです。分かりやすく言えば、地産地消ということになるでしょうか。
丸茄子を使った郷土料理は大切にしていきたいですね。
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